二本松写真ニュース
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No.1007
http://pnews.bine.jp
(1200×1700)
お城山の花だより、続き

 「イカリソウ」の下で、「マムシグサ」迄見て、洋食屋さんまで戻った、先生とは顔馴染みらしかった。新型コロナ対策で、店には入れないが、持ち帰りのお弁当は頂けるらしい。先生にワインをコップ一杯おごって頂いた。そこから「オドリコソウ」の様子確認に、弓道場上の道に下った。そこに至る石段には「マムシグサ」、「ウラシマソウ」がある。「ウラシマソウ」は釣り糸も目立つが、葉っぱの付き方が「襟になっている」のでよくわかる。そこから草原に入った。「オドリコソウ」はすぐ見つかった。蕾の付き方が「茎の廻りに一周して」着くので、間違うことはない。このあたりに沢山あったが、離れたところには開花しているものも見られた。「エンレイソウ」も葉を大きく出していて、花が付いているものもあった。少し下がった所に連れて行かれ、先生が「何か感じないか」という。よくわからない。実はこのあたり一面の「カンワラビ」の草原だという。おそらく草木枯れて何も無いとき「カンワラビ」だけは しっかり立って、花を付け雪にも耐えて、唯一残っていたに違いない。先生は多分雪の時期にも来て、見ていて、特別な思い入れが有るのかもしれない。私も今度雪の季節このあたりも歩いてみよう。実は冬にはウサギの足跡ばかり追っかけているのだ。
 次は鉄砲谷、駐車場のすぐ上の崖。ここで「筆リンドウ」を見つけていた。何か無いかと思って歩いていて、本当に偶然見つけた。翌々日行ったら、刈払いされていたが、「筆リンドウ」は「極小さい」ので残っていた。先生に見せたが「良く見つけた」と誉められた。霞ケ城公園で4箇所目だ。下の戒石茶屋でビールを飲んだ。更に歩いて、池ノ入御門の所から「鶯谷」へ入った。道端に「ウグイスカグラ」が花つけていた。その先では「アケビ」の花教えて頂いた、濃い紫色で花には見えない、ちょっと気付かない。遊歩道には「センボンヤリ」も花つけていた。切り通しの上では「五つ葉アケビ」の花も見せて貰った。鶯谷のアケビの花は「濃い紫」だったが、こちらのは「ピンク」。実は「アケビ」は「実」は良く見て居たが、花は初めてだった。「蜜柑」の様な「雄花」、「バナナ」の様な「雌花」、これはウィキペディアの記述、判りやすい。福祉センターまで下って、陶芸教室の登り道途中の緑の桜「御衣黄」も見せて貰った。岳温泉では見て居たが、旧市内では初めてだった。
 この時期、二本松、どこを歩いても 花盛り。霞ケ城公園でも遊歩道でも、町中でも。ちょっと歩くだけで こんなに「珍しい」花に出会える、町 そうあるわけではない。

(追伸)6日夕方、日野先生から電話、龍泉寺山で「ハンショウヅル」見ていたようだ、と言う話。確かにすうっと伸びた「蔓」の根元に、「実」の様に見えた「花」がついていた植物があった。この件については、(続き−2)にて。
(続く)
 ウラシマソウ、マムシグサのような「仏炎苞」だが、
長い「釣り糸」が付いている。
 葉っぱが こんな「襟」の形しているので、
遠くからでも、良くわかる。
 エンレイソウ、大きな葉っぱ、真ん中に花が付いている。
大きな葉っぱの割に花は小さい。
 オドリコソウ、花が茎の廻りに、
一周してついている。このあたり、
沢山咲いている。
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第一次公開2008−03−11
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