二本松写真ニュース
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No.1006
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霞ケ城公園の花だより

 霞ケ城公園からは外れるが、すぐ裏の龍泉寺山で、「エイザンスミレ」、「チゴユリ」、「イカリソウ」が一杯咲いている。「龍泉寺山」の名前は、江戸時代、二本松藩が幕府に提出した公式の「正保城絵図」にも記載された、正式名称だ。皆さん そう呼びましょう。
 実は2〜3日前に見晴台で、日野先生に遭遇した。この時期植物愛好者は必ず此処、見晴台を訪れる。「筆リンドウ」が開花しているからだ。公園内には他に3箇所開花場所があるが、ここが一番見やすく、有名だ。
 その時、「叡山スミレ」が一杯咲いている、場所は「元自然休養村管理センター」近く、「プティリジエール」という洋食屋さん脇の道だ、と聞いた。叡山スミレ、花は普通のスミレだが葉っぱが「スミレ」の葉っぱじゃない、菊の葉っぱみたいに切れ込んでいるのだ。だからすぐ見分けが付くが、ここでは見たことがなかった。別の日、友人を公園に案内したときに、行ってみた。スミレは咲いて居らず、「座禅石」まで行っても見つけられなかった。5月2日、日野先生と見晴台で再び遭遇、その話をしたら、一緒に行こうと言う事になった。洋食屋さん脇の「座禅石」の案内看板がある道を登った。登り始めてすぐ先生に指摘されて足下見たら、「叡山スミレ」の切れ込んだ葉っぱがあった。花は終わっていた。私の観察力不足であった。来年に期待だ。道を外れて龍泉寺山の斜面を歩いた。チゴユリが一杯咲いていた。私は安達太良山湯川渓谷とか岳温泉夕日ケ丘を歩いているとき、良く見つけていた。それがここにもこれだけあったのに驚いた。山だけの植物では無かったのだ。更に「個体数多いため」と日野先生言っていたが、「二輪咲き」も見られた。ここには「イカリソウ」も沢山ある。花の形が面白いので初めての人には喜ばれる花だ。(続く)
エイザンスミレ(叡山菫)、葉っぱが独特、花は間に合わなかったので、来年に期待。
チゴユリ(稚児百合)、とにかく一杯咲いている、良く探すと二輪咲きもある。
イカリソウ(碇草)、花がまさに碇、下向いて咲いているので、上向いて貰った。花びらは十字・4枚だ。
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第一次公開2008−03−11
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