二本松写真ニュース
5 28
2017年
(平成29年)
No.864
http://pnews.bine.jp
(1200×1700)
 二本松市岳温泉の温泉神社で春の例大祭・献湯式が行われた。温泉神社の御祭神は積達大概録(江戸時代享保年間)によると「深堀小屋」に、「甑明神」と「温泉前薬師」。甑明神は恐らく山頂祭祀だろうから、温泉神社分は「温泉前薬師」、「安永8年湯小屋配置図」にも、「湯神」として 小さな「仏堂」とも見える建物が描かれている。そこに薬師如来が祀られていたものだろう。現在 温泉神社を御守りしているのは 大玉村安達太良山相応寺、平安時代安達太良山中に創建され「安達太郎山縁起」を伝える、安達太良山縁の古刹。
 午前10時から、相応寺住職により、願文が読み上げられ、読経が行われた。温泉神社という社の中での仏教法要は今でこそ珍しいが、維新後の、悪法廃仏毀釈の前は 当たり前だったに違いない。終わり近く薬師如来小呪「オンコロコロセンダリマトウギソワカ」が何度か唱えられた。私も手を合わせた。
 法要後、参加者全員で「乾杯」、但し杯に入っていたのは「温泉」。各旅館に法要前にくみ上げられた「温泉」の入った桶とお札が配られて、献湯式は無事終わった。
午前10時、ご法要が始まった、社の中だが お坊さんがお二人。
 献湯式が終わって 各旅館が御神湯とお札を持ち帰る。左の2つお持ちの方は、観光協会の職員さん。
午前10時48分の撮影。
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第一次公開2008−03−11
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