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写真ニュース
(有)二本松販売センター
 6月30日(土)霞ケ城公園内字鉄砲谷で、二本松城址第12次発掘調査現地説明会が開催され、50名近い郷土史ファンが訪れた。調査箇所は鉄砲谷の露出している石垣とその西側台地、日影の井戸下の「緑の広場」の二箇所。鉄砲谷では上級武士の住居と見られる礎石建物が、多量の日用雑器を伴って検出された。緑の広場でも、二合田用水建設後と見られる建物が検出された。下の写真は鉄砲谷西側台地上の礎石建物跡、鉄砲谷にこのような広い平場があったことに、郷土史ファンは認識を新たにしていた。
 緑の広場での解説風景、ここは平場の中央を二合田用水が横切る。
建物跡は 用水掘を避けるように配置されていた。
 出土した陶器・磁器の破片、他にきせる・碁石など。
 今回の発掘が、城址調査で「初めて」の住居跡本格調査、今までは城の範囲の確認とか、「土木工事の跡」の検出が主で、生活臭が感じられる遺物の出土は少なかった。上級武士の生活をしのばせる遺物は、バケットで15個にも及ぶが すべて一軒分の範囲からの出土である。