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二本松写真ニュース 16
2022年
(令和4年)
No.1041
http://pnews.bine.jp
(1200×1700)
 2月24日はお地蔵様の縁日で、陣場山山頂の愛宕勝軍地蔵でも、月遅れで初愛宕となる。私は毎年、火伏せのお札頂いているので、早速出掛けた。まずは 大原通って、陣場山山頂の愛宕堂へお参り、男坂の石段、所々崩れているが、崩れているなりに登れるので、差し支えない。山頂の愛宕堂、扉は閉められているが、幕が張り巡らされ、幡は立てられていた。登った時は誰もいなかったが、少し経ったら、遊歩道側参道からお婆さん一人、登り口の男坂女坂の分岐では、登ろうとしている一家に出会った。お参りする人はいるのだから、山頂のお堂も明けて置いた方が良いかも。
 長泉寺本堂で勝軍地蔵様にお参りさせて頂いて、火伏せのお札頂いた。本堂の欄間見たら、大抵は、天人・天女だけなのだが、「明王」の姿見られた。ご住職に伺ったら、五大明王の内、不動明王は御本尊の脇侍でいられるので、それ以外の四明王を欄間に彫らせて頂いた、と言う事だった。なかなか見られないものだ。
 今年も新型コロナウィルスの感染対策で、本堂内での御茶接待や、「愛宕山を守る会」による、「石焼き卵」、「甘酒」のお接待は行われなかった。

【 愛宕様由来 】
 根崎の陣場山山頂の愛宕様で、地蔵縁日の24日、毎年寒さの厳しい1月を避けて2月に実施されている。御本尊は勝軍地蔵、「軍~として尊信され、鎌倉時代以降、武家の間で信仰された。甲冑をつけ、右手に錫杖を持ち、左掌に如意宝珠を載せ、軍馬に跨る(広辞苑)」、最初は市内滝沢三光院にあり、畠山国詮公時代には、府下の鎮守とされていた(寺院物語)。その後今の根崎に遷り、根崎町長泉寺の管理となっている。今は陣場山頂愛宕堂では早朝護摩法要が行われているが、2010年から祭事は麓の長泉寺本堂で行われていて、火伏・火難除けのお札、御守りなどが頂ける。
 愛宕様参道は急でなければ、
ならない、右に女坂。
大原奧の愛宕様登山口の鳥居。
初愛宕のポスター、根崎通り。
根崎町、烏谷の長泉寺山門。
陣場山山頂の愛宕堂。 飾り付けられた長泉寺本堂。
正面に 勝軍地蔵の図像が祀られた須彌壇、但し、これは昨年2021年の写真。
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第一次公開2008−03−11
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