二本松写真ニュース
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No.1014
http://pnews.bine.jp
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 今年3月、赤外線探査衛星「ネオワイズ」に発見された「ネオワイズ彗星」が見頃だ。先月から今月、見頃を迎え天文情報のHP等で紹介が相継いでいた。ただ梅雨空で、星の見える夜が無く、殆ど観測出来なかった。
 7月19日(日)、久し振りの梅雨の晴れ間、日中から良く晴れた。当日夕方から二本松市岳温泉の安達太良小天体観測室で久し振りの設備点検を兼ねた観察を行った。ネオワイズ彗星を狙ったが、地形上彗星は山に隠されて駄目。北斗七星が山すれすれなのだ。木星と土星、トパーズとサファイアの二重星アルビレオ、M57環状星雲はよく見えたので4名の参加者は大喜びだった。
 次に予定していたのは、奥岳での「ヒメボタル」観察。ヒメボタルがよく飛ぶ奥岳の第2駐車場、参加者の女性が空見上げて「なにかぼうっとしてる」と声上げた。よく見ると稜線のすぐ上、北斗七星の下に「尾を曳いた」彗星が見えた。「尾」も「肉眼で」見えたのだ。参加者も一斉にカメラを向けた。私も早速カメラを向け、撮影する事ができた。このあたりで「尾を曳いた」彗星が見えたのは、1997(平成9)年のヘール・ボップ彗星以来23年ぶり。もっとも「廻りが暗い」安達太良山奥岳第2駐車場だったので「肉眼で尾も」で確認出来たのかも知れない。ネオワイズ彗星は、稜線すれすれだったので、すぐ山に隠れてしまった。
 その後、第3駐車場からヒメボタルの名所の山道で、山に棲む「ヒメボタル」を堪能、解散となった。

 日本天文学会の「ネオワイズ彗星」の速報は以下をクリック
https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2020/07-topics05.html
21時1分、ISO1000,24秒開放
同時刻、ステラナビゲータの画面。
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第一次公開2008−03−11
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