21
7
二本松写真ニュース
2019年
(平成31年)
No.960
http://pnews.bine.jp
(1200×1700)
 7月20日(土)大雨の日。予定されていた小学校の登山ガイドが中止になったため、安達太良山薬師尾根の「ヤエハクサンシャクナゲ(八重白山石楠花)」の開花確認を行った。八重白山石楠花は「ネモトシャクナゲ」とも言い、「福島県の花」、最初に発見された吾妻山の自生地が国の天然記念物、後に発見された安達太良山の自生地が県の天然記念物に指定されている。花の時期は「今」7月下旬、当日は 結構な雨降りだったが、八重が咲いている場所知りたいという、女性3名も同行。
 簡単に行ける開花場所は 「五葉松平」「薬師尾根」「勢至平」、なので 奥岳登山口から、五葉松平経由で薬師尾根を登り、山頂・峰の辻を経由して、篭山下登山道を降りる予定。
 午前8時 奥岳登山口発。結構な雨降り、暖かい日で雨具着用。スキー場を抜けるあたりで、汗だく。五葉松平へは薬師岳溶岩流の末端に生じた「末端崖」を登るが、あちこちに水溜まり、傾斜はきついし泥で滑る。崖の途中からは ハクサンシャクナゲが現れるが、今年は開花時期が早いのか、地面に落ちている花もあるし、枝に付いてる花も茶色に変わっているものも多い。9時半過ぎ、最初のポイント「五葉松平休み場下」到着。「中間型」の八重の開花を確認。実はハクサンシャクナゲの開花を見つけると、「八重」であるかどうか確認しながらの登りなので、いつもより時間が掛かっていた。
 薬師岳山頂、鐘を搗いていた家族連れ、ロープウェイで来たのだろうけど、雨降りだったが、傘もささず小学生くらいの女の子はミニスカートだった。
 10時24分、木道終点、咲いていたハクサンシャクナゲ、よく見たら、おしべが膨らんで隣と繋がるように並ぶ、「中間型」の八重ハクサンだった。ここで初めての確認、薬師尾根にまた 一株「八重」が増えた。
「角ポイント」中間型だが、花見られなかった。10時43分、「薮ポイント」、ここは完全な「八重」で花の中に「コップ」が見えた。10時52分、「松の木」ポイント、ここも完全な「八重」。すぐ上が「仙女平分岐」一番奥で雨の中一休み。結構な雨なのに、登山客次々登ってくるのに驚く。確認したり写真撮ったりしていたので、既に11時になっていた。勢至平の開花確認しようとすると、今のペースでは奥岳への下山、遅くなりそう。雨も結構強い降りなので、ここで諦めて下山することとした。帰りも 開花を再確認したり写真撮ったりするので結構時間かかる。ロープウェイ山頂駅に着いたのは、正午過ぎだった。ここで昼食、その後もちょっとした出来事あったが、無事下山できた。
「薮ポイント」のヤエハクサンシャクナゲ、花の中に「コップ」が見える。
 今回 発見した「木道終点」の八重ハクサン、
オシベが膨らんで、繋がっている状態、「中間型」、
ピンボケ。
「松の木ポイント」の八重ハクサン、
薬師尾根では 一番見やすい場所にあるが、
通る人 殆ど気がつかない、ピンボケ。
 ブログ「二本松藩だより」でも、ヤエハクサンシャクナゲ(八重白山石楠花)の情報公開しています。
よろしかったら ご欄になって下さい。
wtadashi@nifty.com
【 管理者へのメール 】
第一次公開2008−03−11
【 関連ブログ 】 二本松藩だより
あだたら天文台協力会
2018-08-02
岳温泉文化協会
2015-02-17
2018-08-02