二本松写真ニュース 18
9
2016年
(平成28年)
No.835
http://pnews.bine.jp
(1200×1700)
 さかのぼって公開、5月1日(日)、二本松市鈴石の久安山観音寺で 今年も大般若経会が執り行われた。毎年田植え前の八十八夜の日に行われている。明治9年から始められたとされ、今年で140年目。以前は同じ地区内大門の大王院という法印様と隔年に実施していたが、大王院が無住になるとともに 観音寺だけで行われている。
 当日は午後1時半から 観音寺中村久生住職の他に油井の満福寺、安達ヶ原の観世寺、亀谷の鏡石寺、郡山の東福寺、都合6人の僧侶が、大般若経会本尊の十六善神掛軸を正面に、大般若経600巻のそれぞれ100巻を受け持ち、転読作法に則り経を空中に広げ 1時間を掛けて 転読を行った。大般若経会は、大般若経600巻の準備と 6人の僧侶を揃えるのが困難で 最近では行うお寺が少なくなっている。大般若経会が終わると、鈴石地区でも本格的に田植え準備が始まる。
転読作法に則り 一人100巻を転読する。
参加者の皆さん。
大般若経会本尊の十六善神掛け軸。 十六善神掛け軸の最下段には、左に 深沙大将 右には 玄奘三蔵。
 この大般若会で転読される 大般若経は、平成19年から修理が行われた。
その際に詳細な調査も行われた。その結果判ったこの大般若経の 由来などが まとめられて、観音寺境内の本地佛堂内に掲示されている。それを転記してみた。ここをクリック。
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第一次公開2008−03−11
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