二本松写真ニュース 8
7
2016年
(平成28年)
No.830
http://pnews.bine.jp
(1200×1700)
 6月19日(日)二本松市岳温泉の岳温泉文化協会(鈴木孝雄会長)は、6月の活動、モリアオガエルの産卵確認を実施した。今回の目的は 既に知られていた場所以外での産卵確認。午前9時、11人の会員が鈴木会長宅に集合、2台の車に分乗して出発した。
 卵塊を確認できた最初はレストラン「ななかまど」さん。ここの敷地内の池には例年数多くの卵塊が見られる。今年は西側で伐採が行われ、池が昨年より明るく、風通しも良くなってしまっていたが、水面に張り出した枝の先に、15・6個の卵塊が確認できた。ここで 例年通りコーヒーを頂いて、シヤッター押して頂いて集合写真を撮影。
 次は同じ大関地内だが国道459号を岳方面へ戻って奥岳への分岐点付近の道端の池。池に向かって国道を歩いていたところ 国道の側溝の水溜りの上に、卵塊が1個あったのには驚かされた。そこの奥の池というか水溜りにも 5・6個の卵塊を確認できた。そこから更に岳温泉に向かって100メートル程度、西側の「防風林」の中の池、道などはないが藪を別けて進入したが、その中の小さな池にも 5・6個の卵塊、其の奥のちょっと大きめの池でも水面に張り出した枝に5・6個の卵塊が確認できた。
 最後は あだたら体育館前庭の丸池、ここは数年前から卵塊が確認できている。今年も池廻りの針葉樹に15・6個の卵塊が確認できた。池にも 沢山のオタマジャクシが泳いでいた。午後1時近い時刻であったが、ここで昼食をとり解散した。
 今シーズンは冬 積雪が少なく、暖かさが早く来て、降雨も少なめ。各所の池・水溜まりも 渇水気味で、卵塊の下の水にオタマジャクシを落とす、モリアオガエルにとっては 受難の年になった。それでも従来知られていなかった産卵地を2箇所発見できたことは、モリアオガエルの分布などの検討に 有益な情報が得られた活動であった。
ななかまどさん の 店先で 集合写真。
 岳温泉 大関地内で 探索中の様子、この辺りでは卵塊は発見できず。
 これが、モリアオガエルの卵塊、ななかまどさん
の池で見付けた 標準的な卵塊。
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第一次公開2008−03−11
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