二本松写真ニュース 10
6
2016年
(平成28年)
No.828
http://pnews.bine.jp
(1200×1700)
 二本松市岳温泉安達太良小学校天体観測室で予定されていた火星観望会、初日の3日は午後7時過ぎから参加者が訪れ始めた。まだまだ明るい空だったが、天頂の木星は明るく輝いて観察可能な状態。3個のガリレオ衛星を従え本体の縞模様もはっきり見えたので、参加者はスマートホンを出して撮影に夢中になっていた。午後8時過ぎには 大気が安定し、雲も切れて火星も顔を出した。火星は輪郭がはっきり見え、表面の模様も確認できて 参加者は大喜び。こんなに大きくはっきりと見えるのは珍しいとの解説に頷いていた。火星に続いて上ってきた土星も、大きく傾いた輪と、最大の衛星「タイタン」も綺麗に見えた。9時過ぎには参加者も一段落、初日3日は延べ50人程が訪れ、一時は観測室に入れきれない程だった。
 公開2日目の6月4日(土)は天気予報通りの曇り空。雲は薄くなる気配も見せず、真っ黒なまま。それでも20人ほどの参加者が訪れた。取り敢えず今回の火星大接近を解説している(株)ビクセンの「SoTenKen夏号」を配布したり、天文台設備の解説をしたりした。参加者は 昨日来れば良かったと悔しがることしきり、今後こういう催しがあった場合の問い合わせについて話があったので、前日に立ち上げたばかりのブログ「あだたら天文台協力会」を紹介した。
 公開3日目の6月5日(日)、薄曇り、それでも 午後7時前には木星が見え出した、7時過ぎには火星も見え出した。薄曇りの中ではあったが、こういう日はかえって大気の乱れが少なく安定して見える。8時過ぎには土星も見えた。しかし参加者の姿は見えない。奥岳のイルミネーションは最終日、見て帰ってくるのだろうか、結構な台数 車が通る。しかし観測室には来ない。謎は 観測室を閉めて二本松市内に戻った時、解けた。市内では全天ベタ曇り、星の姿などしのぶべくもない。
岳温泉では 晴れていたのに、星は見えていたのに・・・・。発信力のなさが身にしみた夜であった。 
1日目、午後7時50分、まだ参加者それほど多くない時間だったので、余裕で星を眺められた、参加者が増えたのは午後8時過ぎだった。
2日目、腕時計の気圧表示も 極端な気圧低下で 天候の悪化を予報。
2日目、折角来て頂いたのに 何も見せてあげられませんでした。次の機会に期待しましょう。
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第一次公開2008−03−11
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