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二本松写真ニュース
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No.791
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 11月1日(日)は根崎文殊堂の秋季例祭・合格祈願祭。文殊堂は今から340年前の延宝2(1674)年、高野山興山寺の僧「雲堂法印」の創建になります。藩主丹柱重公は二本松藩にお預けとなった雲堂法印を開山として 大隣寺の跡地に「遍照尊寺」を建立しました。さらに法印は(おそらく)高野山から持参してきた「文殊菩薩」を遍照尊寺の向い山になる この地に文殊堂を建てて御祭りしたのでしょう。
 毎年受験シーズン前のこの時期に 合格祈願祭を実施しています。当日は二本松で最高気温が15.2度にもなった、11月とは思えない暖かな日。10時から、受験生は御堂の中に入って 周囲に飾られた十二天の見守る中、ご本尊文殊菩薩に合格祈願のご祈祷をしました。十二天とは帝釈天(東)・焔摩天(南)・水天(西)・毘沙門天(北)・火天(南東)・羅刹天(南西)・風天(北西)・伊舎那天(北東)・梵天(上)・地天(下)・日天(日)・月天(月)の全方向の守護神(広辞苑から抜粋)、これ以上の守護神はいらっしゃらない、ということで、御利益は間違いないということです。
 ちなみに東北地方で最初に祀られた大神宮、「根崎大神宮」も雲堂法印の創建です。
 この地方には 文殊様だけを御祀りしたお堂は他にありません。
大きな臨時駐車場も準備されていますので、是非お参りにおいで下さい。
10時7分、良い天気で、葉の落ちた境内には充分に日が差し込んで暖かい。
 ご祈祷中、生徒は御堂の中、ご父兄は 御堂の前の椅子で。
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第一次公開2008−03−11
二本松藩だより
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