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二本松写真ニュース
2014年
(平成26年)
No.634
http://pnews.bine.jp
(1200×1700)
 京都府山岳連盟(四方宗和会長)は、7月3日(木)〜6日(日)、会員33名が、東北大震災復興支援として栗駒山と安達太良山を登山、最終日の6日(日)には安達運動場仮設住宅を慰問訪問した。
 安達太良登山は5日(土)野地温泉口から安達太良山頂を経て奥岳口に至るグループと奥岳から山頂往復の2グループ。天候はあいにくの雨、野地温泉組はそれでも午前10時前に、登山口を出発、旧土湯峠付近では、「ハクサンフウロ」、今が盛りの「ウラジロヨウラク」、鬼面山頂下では「ウスユキソウ」が大群落を作っているのに驚いていた。箕輪山の登りは雨のせいで、ほぼ全ルートで登山道が「小川登り」になってしまったが、所々で「ハクサンシャクナゲ」の開花に出会って大喜び。それでも12時半には箕輪山頂に無事到着、「オノエラン」や「コメバツガザクラ」のちっちゃな壺状の花が参加者を迎えた。ここで昼食。笹平を経て鉄山避難小屋は見学だけして鉄山山頂。下りでは「イワカガミ」「オノエラン」が群生。上から見て幅の狭い「馬の背」に納得しながら矢筈ケ森。ここらあたりからが雨が止んで雲も少し晴れて、真っ白な「沼の平」を見て大歓声。14時半過ぎには安達太良山頂へ登った。そのとたんに半径300メートルくらいが一挙に晴れて、山頂台地、峰の辻、山頂稜線などがきれいに見えてまたまた大歓声。山頂からの下りでは 又雨降りになってしまったが 高山植物の盛大な出迎えには大満足の様子であった。あだたら山の会会員2名がガイドした。
 当日の宿泊は塩沢温泉青木荘、庭にテント泊の人もいた。午後6時半からの夕食にはあだたら山の会からも4名が参加、二本松の地酒4銘柄を差入れし、親交を深めた。あだたら山の会は連盟加盟の「京都山岳会」からの申し入れで、大震災の年から会報の交換を実施して互いの活動内容を知らせあっている。今回も前会長の仕名野完治さんが参加された。あだたら山の会からは岳温泉観光協会発行の安達太良連峰鳥瞰図などを贈呈して お酒を酌み交わした。
 翌6日(日)、午前8時半安達運動場仮設住宅を訪問、自治会会長の瀬賀範眞さんに京都から持参された「京菓子司・満月」の「阿闍梨餅」他を手渡した。参加者の若い女性の話では「そのまま食べてもおいしいが、残ったものを冷凍して自然解凍したのはもっとおいしい」ということで、京都では並ばないと入手できない人気商品だそうである。その後の意見交換で自治会会長から、ここにはディサービスセンターや診療所も設置されていることや、震災時の避難の状況から現在までの暮らしの状況の説明があり、京都府山岳連盟会員からも京都府は若狭湾の「原発銀座」が近距離にあり、福島原発事故の現地を見るにつけても 一度事故が起こると元に戻すのにえらい時間が掛かることを実感したとの話があった。その後仮設住宅を見学、会長自宅の中を見たせてもらったり、ディサービス「オンフール双葉」の中も見学、仮設場宅での生活を、実感していた。
14時42分、一時だけ晴れた、安達太良山頂で集合写真。
青木荘での夕食、当会からは地酒4銘柄を差入れ。
仮設住宅を見学。
安達運動場仮設住宅集会所で 意見交換会。
この山行については、「あだたら山の会HP」でも公開しています、
そちらの方が、写真は多い。    以下をクリック。
http://homepage3.nifty.com/adatarayama/20140705kyoutosangakurenmei.htm
wtadashi@nifty.com
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第一次公開2008−03−11
二本松藩だより
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