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二本松写真ニュース
2014年
(平成26年)
No.620
http://pnews.bine.jp
(1200×1700)
 火星が見やすい場所に来ている。今日5月5日午後7時半には、南東の空 高さは45度程、天頂と地平のほぼ真ん中、ちょっと見上げるような位置だ。今回の最接近は4月15日だった、3週間ほど過ぎて 視直径は1秒程小さくなったが光度は−1.1等と殆ど差はない。比較的早い時間から見ることができるので、観望の好機だ。
 あだたら天文台協力会(菅野祐一会長)は 観望の好機を迎えて 写真の撮影を実施した。4月25日(金)午後7時過ぎに 会員2名が 岳温泉の安達太良小学校天体観測室で観察を開始した。気流は落ち着いていて、火星は安定した円盤状に見えた。ただ視直径が14.3秒(満月直径の1/120)という極小サイズ。岳温泉という山に近い立地の20センチの望遠鏡で、肉眼で模様が確認できる程の好条件ではなかった。
 同じく観望の好機を迎えている木星は 視直径も大きい。天頂という場所にも恵まれて 縞模様もガリレオ衛星も きれいに見えた。
 午後8時過ぎには 土星も上ってきた、地平線のもやに隠されて 肉眼では確認できなかったが、20センチ望遠鏡の視野では 輪を傾けた土星がきれいに見えた。今月末には 土星・火星の観望会も予定されている。
 4月25日午後7時半過ぎの火星の写真、左端の白い部分は火星の極冠、
撮影・画像処理は 松岡の斎藤さん。
 天文ソフト ステラナビケータ9 で 同時刻の火星を再現、
模様などが一致。
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第一次公開2008−03−11
二本松藩だより
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