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二本松写真ニュース
2014年
(平成26年)
No.618
http://pnews.bine.jp
(1200×1700)
 14日は2年2ヶ月ぶりに 火星が地球に最接近する日、岳温泉の安達太良小学校天体観測室には、地域住民の皆さん20人ほどが「寒くない」支度で訪れ、月齢14の満月にごく近い月の真横に赤く大きく輝く火星を、天体観測室の20aクーデ赤道儀望遠鏡で楽しんだ。火星の直径は地球の半分程度、接近のとき以外は望遠鏡で見ても「点」にしか見えない。14日の晩はさすがの「最接近」の日、火星はオレンジ色に輝く「円盤」状の姿を見せ、望遠鏡をのぞいた参加者を喜ばせた。この時期天頂には太陽系最大の惑星「木星」もふたご座で輝いている。14日の晩は 木星本体の縞模様とガリレオ衛星がきれいに見えた。衛星の中で最大の「ガニメデ」は 木星本体と重なり「黒い点」に見えたが、観望会2時間のうちに 本体右から左へ移動する様子も確認でき 参加した子ども達を喜ばせた。月は月齢14、20aという「大口径」の望遠鏡では眩しすぎる。口径を絞ったうえで月面も観察し、「クレーター」や「海」と呼ばれる平坦な地形もきれいで、参加者を感激させていた。
 観望会期間中(11日〜16日)に訪れた人は のべ50人ほどになった。
火星木星とも 急激に移動することはなく ここしばらくは 観望に適する日が続く。
14日の木星画像、
黒い点が最大のガリレオ衛星「ガニメデ」が、
木星本体に落とした影。

天文台協力会の斎藤さん撮影、画像調整も。
フラッシュ無しで撮影、望遠鏡の角度から見て 火星か月 を 観察中、14日午後7時36分。
 最終日16日に来てくれた子ども達、
写真撮らせて と頼んだらポーズも付けてくれた。
 16日には 風もなく火星・木星とも 安定して見えた。
午後7時半過ぎには 月も上ってきて見えるようになった、地平線に近く 赤黒い月、子ども達も大喜びだった。
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第一次公開2008−03−11
二本松藩だより
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