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二本松写真ニュース
2014年
(平成26年)
No.589
http://pnews.bine.jp
(1200×1700)
 現在 太陽に「肉眼黒点」が出現している。黒点は太陽表面に普遍的な現象で望遠鏡で投影したり、カメラで撮影したりすると容易に確認でき、珍しいものではないが、時々望遠鏡やカメラを使わないでも、「肉眼だけ」で確認できるほどの大きなものが出現し、天文愛好者を喜ばせる。肉眼黒点は昨年末からたびたび出現していたが、現在太陽表面に見えているほどの大きなものではなかった。もっとも「肉眼」とは言っても「日食グラス」のような「遮光ガラス」が絶対必要で「裸眼」で観察することは眼を痛めるので、してはいけない。
3日(月)二本松市岳温泉の安達太良小学校では、昼休みの時間を利用し、校舎屋上で「肉眼黒点」の観察を行った。安達太良天文台協力会のメンバーが指導して、遮光ガラスを使い、安全に観察を行った。肉眼黒点は太陽のほぼ中心に「小さな黒い点」として見え、確認できた子供達は歓声を上げていた。黒点は太陽の自転に伴い、次第に裏側に回って見えなくなるが、今回の肉眼黒点は今週中ならば隠れてしまうことはない。
 屋上のドーム内で見る子供達、日陰にいる子もいるけど、この後 遮光板を当てたまま日向に移動してきた。
 安達太良小屋上で観察する子どもたち、
遮光板で見るには 左端の子のように 下を向いて目に当てて、
そののまま顔を上げて 太陽を探すようにすること。
 ドーム内の太陽望遠鏡では、
プロミネンスを一杯吹き出した太陽を見ることができた。
 2014年2月3日の太陽、中央の黒点群が 
肉眼では 一つの大きな黒点に見える、
撮影・画像処理とも 二本松市松岡の斎藤さん。
wtadashi@nifty.com
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第一次公開2008−03−11
二本松藩だより
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