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二本松写真ニュース
2012年
日号
(平成24年)
http://pnews.bine.jp
(1200×1700)
「番外編・この号は二本松でなく白河」、
 9月9日(日)福島県白河市、市のシンボル小峰城では、昨年の東日本大震災で崩落した石垣のうち、本丸南斜面の崩れた石が撤去され、地山が見える状態になったので、公開と説明会が実施された。説明会開始の午前10時には清水門前に100人を超える参加者が集まった。公開の場所は清水門を入った正面奥の本丸南斜面石垣、多聞櫓台石垣(p65、図説城と石垣の歴史・鈴木啓・平成7年10月纂修堂発行)。解説によるとこの場所はボーリングの結果 16bで岩盤に達したという。右側三重櫓の地盤は岩盤、左側桜門のあたりも岩盤、その間は谷地形だったわけだ。そこに高石垣を設けた。江戸時代にも何度か崩落の記録があるらしい。先の「城と石垣の歴史」によると、昭和57年にも崩壊、修築されている。
 今回の崩落で、石垣の裏にセメント壁があったことが確認された。幅は多聞櫓台石垣全部、高さは上から3bを残す程度、ほぼ石垣全面と言っていい。石垣崩落の原因はそのセメント壁が倒れた事によるものらしい。
地山のところが、崩落した多聞櫓台石垣、奥に見えているのは桜門石垣。
崩れ残ったセメント壁の一部。
 崩れた石を取り除いたらセメント壁が現れた、
説明会で展示された写真。
 崩れたセメント壁を上から、
説明会で展示された写真。
 現在は立入厳禁、こういう説明会の機会を逃さず最大限利用しましょう。
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第一次公開2008−03−11
二本松藩だより
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