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二本松写真ニュース
2012年
日号
(平成24年)
http://pnews.bine.jp
(1200×1700)
 21日(土)安達太良山で山岳遭難が発生した。塩沢登山口から入山し 馬返し、僧悟台、笹平経由で安達太良山に登山、くろがね小屋に降りた3人のグループ、奥岳登山口へ下山するはずが、一人だけ湯川渓谷を下ってしまって、湯川に転落、動けなくなってしまった。午後8時半過ぎ家族からの捜索依頼を受けた安達太良山岳遭難対策委員会は 夜間ではあったもの、小雨模様で寒い日で遭難者の体力消耗が懸念されるため、捜索隊を編成、遭難者の捜索に当たることとした。
 午後10時30分、あだたら山の会3名による先発隊が、小雨の中 塩沢登山口から入山、湯川渓谷登山道に向かった。引き続き 同会メンバー2名が到着、直ちに入山、午後11時までに3班8名が入山した。
 午後11時28分、先発隊が 丸札道標18/30で、ビニールシートを敷いて ありったけの衣類を着てビバークしていた遭難者を発見した。遭難者は意識はあるものの寒さに震え動きが鈍く 普通に歩いて下山が出来ない状態。背負い搬送での下山を開始した。同時に消防本部に 担架搬送の手配をし、遭難者をサポートしながらの下山となった。
 0時前山の会員の先導で10名の消防本部の担架隊が入山、下山してきた捜索隊との合流は午前1時前、登山口到着は 午前4時であった。
 湯川渓谷登山道には「丸札道標」が設置されている、今年は 6月6日に設置された、今回の遭難事故では、遭難者からこの番号が連絡された事で、確実な場所が分かり、捜索・救助に大きな助けとなった(当写真ニュース2012年6月22日号で紹介、登山道のどこに何番があるかは2011年5月14日号、最初の配置は2008年10月22日号、バックナンバーから参照できる)。
 あだたら山の会から10名、消防本部から13名が参加した。
午前4時 遭難者が担架搬送隊により、塩沢登山口に到着、登山口まで上っていた救急車に収容された。
 午後10時30分 先発隊3名が出発
白い粒は 雨滴。
 午前4時過ぎ、遭難者を救急車に渡して、あだたら山の会
捜索・救助隊も解散、夏の夜は既に明け初めている。
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第一次公開2008−03−11
二本松藩だより
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