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二本松写真ニュース
2012年
日号
(平成24年)
http://pnews.bine.jp
(1200×1700)
 6月6日(水)は、金星日面通過の日(太陽面通過と言い始めたのは最近のこと、以前は日面通過と言っていた)、非常に珍しい現象の日だ。この現象は8年の間隔で発生すると次は100年の間をおいて発生、次は8年の間隔、次は又100年という具合。この次は2117年12月10日だから、105年の間隔がある。
 当日、二本松では 全天ベタ曇りだったが、晴れ間が出ることを期待して、安達太良小には午前6時過ぎに入って準備を始めた。6時半過ぎには少しの晴れ間、投影板上に太陽の像が現れたので、ピント合わせをした。その後また曇り、投影板上の太陽像は消えた。
 9時半過ぎ 再度投影板上に太陽の像が、すでに太陽面に進入した金星も見えたので、あわててシャッターを切った。
 それが唯一のチャンス、その後はベタ雲りから小雨・大雨、また曇り、また大雨と そのたびに観測室のスリット閉めたり 20aクーデの対物レンズにキャップしたり 大騒ぎ。結局 その後第4接触を過ぎるまで 投影板上に太陽像は現れなかった。
 観測室の後始末をして 帰宅して午後3時頃 二本松市内では 影がくっきり出来る程の 晴れ間が現れた。天文台協力会の菅野会長以下4名が協力した。
 二本松市岳温泉安達太良小天体観測室で撮影された 金星日面通過の写真。
ほんの短い間で 1枚しか撮影できなかった。
午前9時34分、左下の段ポールは 遮光板の一部。
 午前6時25分、太陽が顔を出して、影が出来た。すかさず20aクーデの太陽投影板のピント合わせをした。この時合わせておいてよかった、この後また曇ってしまって 9時34分まで 顔出さなかったから。
 金星日面通過の予定表、これを出しても あまり意味はない、No.9を今から予定する人は おそらく居ないから。
p105、下記の本から。

 金星日面通過については、
「望遠鏡の大旅行ー金星日面通過観測と十八世紀」に詳しい、
「望遠鏡/美しい星の像を求めて/広瀬秀雄」、
 中央公論社/自然選書昭和50年発行
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第一次公開2008−03−11
二本松藩だより
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