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二本松写真ニュース
2011年
日号
http://pnews.bine.jp
(1200×1700)
 12月10日(土)極めて好条件の皆既月食が全国的に見られた。皆既時の月の高度は仙台で74度と、実感ではほぼ天頂、冬でもあり大気中の水蒸気や塵などの影響も少なく 澄んだ月が眺められた。
 二本松市岳温泉の安達太良小学校天体観測室でも 月食観察会が行われた。夕方は快晴だったものの月食の時間が近づくにつれて厚い雲に覆われ 気を揉ませたが、次第に雲は晴れ やがて快晴状態に。午後9時過ぎから家族連れが訪れ、観測室の20aクーデ望遠鏡で、部分食から皆既へ進む月を観察した。皆既を迎えると 月は赤銅色に輝き、廻り一面冬の星座が現れ、ペルセウス座からオリオン座に掛けて流れる冬の銀河もよく見えた。20a望遠鏡では 皆既状態の月の周りに 一面の星が見えて、協力会員の「こんなにきれいに見えるのは 珍しい」との解説に歓声を上げていた。皆既を過ぎて部分食状態になっても 月の明暗境界線がくっきりと見え「岳温泉は空気が澄んでいるから」との解説に大きく頷いていた。この時期木星も明るく、深夜には火星も上がって来た。一晩に2つの惑星を観察できた子供達は満足気だった。参加者は40名、あだたら天文台協力会員5名がサポートした。
 薄着の子もいた、寒いと言っていたが、
元気に走り回ってはいた。
みんな厚着して 接眼鏡を覗いた。
 皆既中の月、周りに恒星が見えるが、月と星がこんなに接近しても見えるのは 皆既中だけの事。
(23時30分、協力会の斎藤さん撮影)
皆既を終えて、部分食に戻った月。
(11日0時33分、協力会の斎藤さん撮影)
 皆既中の月と「オリオン座」
「おうし座」等冬の星座。
(23時58分、協力会の斎藤さん撮影)
サポートしたあだたら天文台協力会会員。
wtadashi@nifty.com
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第一次公開2008−03−11
二本松藩だより
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