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二本松写真ニュース
2011年
日号
(平成23年)
http://pnews.bine.jp
(1200×1700)
 5月3日は二本松市竹田神宮寺境内の「足尾神社」の祭礼。「足」の神様と言うことで昔から足の病や足を丈夫にしたいという人で賑わった。神宮寺は竹田坂の途中左側、安斎鉄工所さんの上の路地を入る。竹田公会堂は昔の神宮寺の建物らしい。石段上の広場には、左から五社稲荷神社、聖徳太子、足尾神社が並ぶ。
 足尾神社の建物は明治33年に建てられた(棟札による)、足尾神社の他に「大歳神」「菅原神社」「養蚕神社」の三柱の神も合祀されている。
 足尾神社の発祥は筑波連山の足尾山らしい。筑波山から北東約7キロにある。
ウィキペディアによれば『常陸国風土記』では「葦穂山」(おはつせ山)とあり、平安時代に醍醐天皇がこの山の神社に祈願し足の病が治ったことから、「日本最初足尾神社」の勅額を下賜したため、「足尾山」に改称したといわれる。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B6%B3%E5%B0%BE%E5%B1%B1
 二本松市竹田の足尾神社、所在する竹田坂は明治時代迄(明治18年?)は奥州街道。街道一の難所(急坂)で「明治9年明治天皇御巡幸録」には「馬車では通過できず手輿で登った」と記載されるほど(此の項記憶だけなので要確認、福島県立図書館に所蔵されているのだが、県立図書館は大震災で被災し休館中)。
http://www.library.fks.ed.jp/ippan/img/230311kyuukan_poster.pdf
 旅人にとっても町人にとっても難所で、足の神様足尾神社を勧請するにふさわしい場所ではあった。いつ勧請されたかはわからない、相生集にも記載は無く、おそらく江戸時代末か、希望的観測だ。
 5月3日(火)は朝から良く晴れた。午前10時過ぎに足尾神社の本殿前には30名ほどの参拝者が集まり、神事に参加した。最近は登山がブーム、若い女性の登山者も話題になった。登山にとっても大事な「足」、登山者たる者、足の守り神「竹田の足尾神社」には是非参拝せねばなるまい。
昔からこんな風景だったに違いない。本殿前にござを敷いて。
 足尾神社は石段上に3棟並ぶ神殿のうち一番小さい、それでもこれだけの参拝者を迎えた。玉串奉奠の最中。
 竹田坂には足尾神社の幟幡が立った。
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第一次公開2008−03−11
二本松藩だより
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