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二本松写真ニュース
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 7月11日(土)13時30分から二本松城跡第14次発掘調査現地説明会が郭内の旧二本松簡裁・区検察庁跡で開催された。この場所は藩政時代の藩校「敬学館」跡とされ、関連施設の遺構検出が期待されたが、簡裁・検察庁建設/取り壊し時の大規模な攪乱があり江戸期の遺構は残存していなかった。
 しかし現地説明会前日、1号トレンチから、領主が伊達家だった時代の遺物とされる伊達家家紋「三ツ引両(竪引両)紋」が入った椀が出土し、中世の二本松の歴史に新しい展開が期待されることが報告され、参加者の興味を誘っていた。
三ツ引両椀が出土した、1号トレンチに集まり、解説を聞く参加者。1号トレンチは中世の「道場谷」正面にあたる。
 三ツ引両椀と同一面から出土した水滴・雁首など。
水滴には金が施されており、大名道具だという。
 三ツ引両椀の出土状況、それほど深い所ではない。
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第一次公開2008−03−11